第一志望の英文科の数学の問題の1問は、私が扱った問題だったのである。もちろん彼女の努力が1番であるが、Sさんは英文、国際の両学部に見事合格したのだ。しかも第1志望の英文科は入学金、授業料の全額免除という給費生合格であった。彼女の合格は地方から東京の難関私大を受ける場合の大学受験科目は、数学を使った方が有利であることを証明してくれたのである。四ツ谷学院からは翌年も英文科への給費生合格者が出た。彼女(Kさん)は地元の東北大との併願だったので東北大学に入学した。もちろんKさんも数学で大学受験している。因みに四ツ谷学院では津田塾や早大、慶大などの文系各学部に合格した生徒のほとんどが数学言堂験している。不得意教科を克服できるかどうかは、大学受験生が一流になれるかどうかの分岐点である。食事の偏食と同じで、これはできないと思い込んでいる食わず嫌いの生徒も多い。不得意教科を勉強もせずにできない、苦手だと言っている場合が多いと思う。この不得意教科を克服するためには、大学受験の時期より遡って10カ月ぐらい前から勉強に取りかかるべきである。4月から半年ぐらいのスパンを考えて、3カ月・3カ月に分けて基礎から時間をかけてやってみることである。良いコーチがいればなお良い。だからといって家庭教師による指導はあまり勧められない。できれば自分の力で、各コーチより指示を受けて学習することを勧めたい。苦手や不得意教科をつくることは本来は本人の偏食に等しいものなので、思いきって時間をかけてやり直せば必ず突破口は開けてくると思う。この不得意教科で平均レベル以上の得点を得ることができれば、総合偏差値は驚くほどアップしていることに気づくであろう。難関大学を目指すならば不得意教科の克服が急務である。