フラッシュblog

日本の大手化粧品メーカー

2011.02.02

皮膚科医として実際に診療をしながら、「敏感肌の女性にはこんな化粧品が必要なのではないか」とか「この成分を高濃度で配合したら、シミに効くだろう」などという考えは浮かんでくるものなので、それをドクターズコスメとして実践することは、治療の幅を広げることになる。思いきった効果を出すために、ある成分を思いきり高濃度で配合することもできる。まず診察をして、ある程度肌質を選んだ方のみに使っていただくものだからこそできることである。日本の大手化粧品メーカーでは、なかなかそのようなものは売り出廿ないので、これがドクターズコスメの醍醐味かもしれない。でも、ドクターズコスメの問題点というのもある。まずは、大手化粧品メーカーみたいに何十万本もさばけるわけではないので、当然製造単価は高くなる。ビンでもラベルでも、たくさん作れば安くなるのは年賀状印刷と同じである。少量生産のために割高についてしまう部分を、化粧品の値段にのせざるをえない場合もあるだろう。ドクターズだから高いのかと思って買っていたら、単にビン代が高いだけだった、なんてこともある。もちろんそこそこ売れているドクターズブランドであればそんなことしか言えない。「客に絶対悪いものは出さない」という頑固すし職人のような先生なら粗悪なものは売りつけないだろうし、営利主義丸出しの大型チェーン店のようなところならば、極限までコスト削減したようなものを上手に買わせているかもしれない。

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